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茶事の先生が、水汲み小屋と呼んでいる、山梨県道志村の小さな別荘にお邪魔した。
コンテナ1台と屋根付きのデッキで構成された簡素なつくり。

デッキの端には、囲炉裏があり、薪で火を熾す。
まわりに生えている熊笹を釜で煮出してお茶にし、これまた生えている葛の葉を巻いた肉を灰の中に埋める。

茶事の時に、よく先生が、炭(火)の扱いが一番大事、と言っていたけれど、ようやく納得する。
火がなければ何もできないし、逆に火さえあれば、なんでもできる。

そう、すべては火から始まったんだ。